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== 頂き物 ==

頂き物♪

なななな…なんと!!
いつもお世話になっています、オリジナル恋愛小説サイト『Flower Ring』のマチ様より、小説をいただきました( o´□`)o ポンポン

わたくしの大好きなお話であります『キッズ・ラブソディ』でブログ開設の記念に番外小説を書いて下さったのであります!!
ぐわぁぁぁぁ!!ありがとうございました!!!
早速、UPさせて頂きます(*>艸<*)







『愛情の裏返し』



久しぶりに訪ねたお姉ちゃんの家では昔みたいに料理を作っていたけれど、使い慣れた場所だと思っていた場所がそうじゃなくなっていたことに少しだけ寂しさを感じる。

潤一郎さんと結婚してから久しぶりに来たせいだとは思うけれど、使っていた鍋やフライパン、物の位置が大きくは変わっていないにしても変化があることに違和感があって、台所で過ごすことで自分が嫁いでいったのだと感慨深くなるのはそれだけ歳をとったということなのかもしれない。

潤一郎さんと結婚して職場を1年足らずで退職後専業主婦になっている私の場所はここじゃないんだと思うと淋しく思う反面自然と顔がほころぶ。

旦那様である潤一郎さんは出張に行っていてその間淋しいだろうからお姉ちゃんのところに行っていいですよ、と言われて今回の里帰りとなった。

今回の出張は予定では1週間くらいだけれどもしかしたら延びるかもしれないということだったから。

潤一郎さんがいない部屋に1人というのは淋しかったから、潤一郎さんの言葉に甘えて帰省したけれど、やっぱり潤一郎さんに会えない日々は淋しいし切ない。

どんなに遅くなっても帰宅して一緒のベッドで眠る人肌を感じられないから。

もちろん毎日は仕事の都合で無理な時もある。

それでも、潤一郎さんは家に帰ってきて来ることを頑張ってくれていることには気づいている。

優しい潤一郎さん、知りあったころからその優しさは変わらず、変わらないどころかもっと優しくなっているとも思える。

でも、たまに潤一郎さんは意地悪になる。

それでも私への愛情は見える意地悪だ。



潤一郎さん、早く逢いたいよ。

電話の声だけじゃ切った後に淋しさが増すだけだもの。

潤一郎さんも私と同じように淋しいって思ってくれてるかな?

そうだといいな。





「予定より早かったからびっくりしちゃった。

でも、うれしいな、潤一郎さんが早く帰ってきてくれて。」

予定では1週間過ぎると言われていた出張に行っていた潤一郎さんは、1週間が過ぎる前に迎えに来てくれた。

お世話になったということで豪華な夕飯を、といっても夢と愛の好物を中心な食事だけど用意をしてお姉ちゃんには帰ることを電話で連絡した。

本当は待って直接言って帰りたかったんだけど今日はみんな帰りが遅くなるかもと言っていたので仕方がない。

「急いで帰るみたいになってしまったけれどよかったんですか?」

「大丈夫だよ、ちゃんと連絡したし。」

「後日お姉さんにはお礼をしないといけませんね。」

車を運転しながら会話を続ける潤一郎さんの横顔は私が大好きなほんわか優しい微笑み。

そんな潤一郎さんの顔を見るだけで幸せな気持ちになれる。

潤一郎さんがすぐ近くにいる幸せ、嬉しすぎて叫んでしまいそう。

「楽しく過ごせてましたか?」

結婚しても口調を変えない潤一郎さん。

『もう癖になっているので直せませんよ。』そう言っているからきっとこの先もこの口調なんだろうけれど、すでに潤一郎さんの身体の一部のような気がして違和感はない。

付き合いだした頃は余所余所しい気がして寂しく思うこともあったけれど。

「楽しかったけど、やっぱり潤一郎さんがそばにいてくれなくて淋しかったよ。

毎日電話で話してたけど声だけだと潤一郎さんがそばにいないことが実感され過ぎちゃうから。」

「うれしいことを言ってくれますね。」

「潤一郎さんも、私がそばにいなくて淋しかった?」

「どう思いますか?」

「質問に質問で返すのはずるいよ。

ね、どうなの?」

クスッと小さく笑いながらからかうように聞く潤一郎さんの言葉に頬を膨らませるまねをして怒っている振りをしながら聞き返す。

「真琴が分かっていることを聞くからですよ。」

「潤一郎さんの口からちゃんと聞きたいの。」

「淋しかったですよ、真琴がいないベッドで眠ることも声だけしか聞けない毎日も。」

「ふふ、良かった潤一郎さんも私と同じで。」

「分かっているくせに聞くんですから真琴は我がままですね。」

「我がままでもいいもん、潤一郎さんはちゃんと私を甘やかしてくれること知ってるもの。」

「まったく、その通りだから返す言葉もないですね。

でも、真琴の我がままを聞くということは私の我がままも聞いてもらわないといけませんよ。

真琴欠乏症なんですから覚悟をしておいてくださいね。

もう少しで家に着くことだし。」

「それって・・・。」

「分かっているんでしょ?

ほら、期待してるのが潤んでる瞳で分かりますよ。」

「っ意地悪!」

「好きな子に意地悪するのは男の特権ですからね。」

私の大好きな笑顔を見せながらいう潤一郎さんの目は獲物を逃すつもりはないと視線で絡め捕る。

もう、逃れることはできない。

もちろん、逃れるつもりはない。

潤一郎さんを求めている欲望は私も同様なのだから。







いつもは穏やかでほんわか優しい笑顔を見せて優しい愛情を見せてくれる潤一郎さんは時には意地悪になり私を翻弄する。

でも、それは私への愛情の裏返し、いつまでも私を愛してほしいと願う思いを叶えてくれているだけだ。

そして私も潤一郎さんの願いを叶え続けている。



+おわり♪+


マチ様!本当にありがとうございました!!
感謝感激です(○´ー`○)ずっと応援しております!これからも素敵な作品を書き続けて下さい♪




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